あの頃食った「道草」に思いを馳せて
娘が理科の授業で校舎周辺の自然観察をしてきました。
小さくて可愛い花を見つけたけれど、先生が名前を知らないとのことで、家で再度スケッチしてもらいました。
紫と白の小さな花、というそれだけのキーワードで、Googleでひたすら画像検索。
ムラサキカタバミなのでは?という推察をしてその日は終わりました。
ところが、娘があとから「でも葉っぱはクローバーみたいな形じゃなかった、赤い色で…」と指摘。
さらに後日、観察するならと先生が持ち帰らせてくれて、しなしなの草1本、袋に入れて持ち帰ってきました。
とはいえ、しなしな過ぎて判別不可能。
花ももう時期を過ぎたのか落ちてしまったものばかりでヒントほぼ無し。これは難題。
そしてさらにその次の日。
たまたま出かけた道端で、娘が「これだよ!」と同じ花を発見!
よく見れば同じものがガードレール沿いに沢山。
1本、調査用にサンプリングして帰りました。
そして特徴的な葉っぱのフチの赤などを手がかりに検索検索。
どうやらこれらしいとたどり着いたのが
「アメリカフウロ」
という種類の植物でした。
参考:「みちくさ図鑑」さん
その名の通りアメリカから持ち込まれた外来種で、最近数を爆発的に増やしているのだそう。
私が何十年も前に「道草を食っていた」時にはお見かけしなかった、新参者。
雑草なんて昔も今も同じでしょと思っていましたが、知らないうちにアップデートされていることに気づかされました。